このイラストのオーダーから制作の流れ

gototaro
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新潟市古町Restaurant&Bar パルプフィクション様の
カクテルメニュー用イラスト制作を例に
「オーダー」から「聞き取り」「ラフ制作」「実制作」といった流れと
意識したポイントについてまとまます
完成イラスト

オーダー内容
- 輪郭線あり、いつものスケッチっぽく
- 白背景
- 使用サイズ:5cm×5cm(紙に印刷して使用)
- ラグジュアリーな感じ
- カクテル初心者がオーダーしやすい親しみやすさ
- カクテルを提供したときに「絵と同じだ!」っていう体験をしてほしい
「こだわりポイント」の聞き取り
実際にカクテルを飲みながら味や印象をメモ
気になった点をバーテンダーに質問しながら
作り方やこだわった点、他の店との違いなどを聞き取っていきました
全てを絵に反映できるわけではありませんが
カクテルに対してのイメージが明確になるので、根拠をもって使用する色やタッチなどを選ぶことができ、説得力のある絵になると思います
以下に具体的なメモ内容(掲載許可取得済み)
- このカクテルは味を優先して、あまり綺麗な色のリキュールを使っていない
実物よりも綺麗な色を使って欲しい - このグラスは気に入っているので
くびれをしっかり表現してほしい - キンキンに冷えた感じにしたいので
嘘でも水滴やグラスの曇りを描いてほしい

参考写真の撮影


写真の色や形をそのまま使うわけではありませんので自分で写真を撮りました
「店内の雰囲気」「白/黒バックで色を確認」2点に注意して撮影
ラフ制作

筆ペン、サインペンを使って、線の太さやラフさの確認するために
3種のラフを制作しました
実際の使用サイズになるように紙に印刷したものを見ながら
方向性を決定しました
工夫したポイント
メニューを使用する店内が暗い白熱電球色の照明なので
全体的に彩度を高めにすることで
暗いオレンジっぽい光で見たときに「おししそう」な色に見えるよう
工夫しています


オーダーに対しての対応
- 輪郭線あり
→ラフ制作で確認した結果、僕が普段スケッチに使っているミリペンを使用 - ラグジュアリーな感じ
→上図左下のグラスの脚や右下のカップの氷など黄、ピンク、青といった色数を増や してリッチさを表現 - カクテル初心者がオーダーしやすい親しみやすさ
→フリーハンドで描いて親しみやすさを表現
完成イラスト
